Revit、AutoCAD、3D CADなどの用語を覚えちゃおう!土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」【ステップ1】

Revit、AutoCAD、3D CADなどの用語を覚えちゃおう!

こんにちは、建設の花沢さんです。

新たに連載スタートした土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」の記事をご覧いただき、ありがとうございます!

※まだの方は、ぜひこちらからお読みくださいね。

▼土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」をまとめて読む▼

Revitで擁壁と配筋集計表の作成をマスター!土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」【ステップ0】前編
BIM/CIM業界で使えるRevitスキルを身につけよう!擁壁と配筋集計表の作成を21日でマスター!

 

「このチャレンジ、おもしろそう!」って思ってくださった方、ありがとうございます。

でも、もしかしたらこんな不安があるかもしれませんね?

「CADなら何でもいいんだよね?2Dと3D CADの違いってなに?」
「AutoCADとRevitも違う?」
「そもそもなんでいろいろ存在しているの⁉」

今回の記事では、そんなお悩みに応えるべく、土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」への参加を考えていく中で出てくるであろう用語の解説も含めて、

★3D CADは2D CADよりできることがたくさん
★RevitはAutoCADより用途が多い!
★3D CADとBIMの違いは、作業工程、形状変更の容易さ、データ活用の幅の3つ
★世界で今まさに求められているBIM/CIMに準じたRevitをマスターしよう!

について解説します。

 

▼ 「文章読むより動画で見たい!」という方向けに、約10分の紹介動画を作りました。動画派の方はご覧ください。画像をクリックすると動画が再生されます ▼

▼ 「動画で見るより文章で読みたい!」という方は、以下の記事をご覧ください。動画の内容と同じです ▼

3D CADは2D CADよりできることがたくさん

まずは、用語のおさらいから!

2D CADとは、「平面に図面を書いて、立体を表現」するものです。

細かく言うと、2次元では立体図が書けないため、三角法と呼ばれる手法を用いて、立体の正面・平面・側面の図面を書くことで立体を表現していきます。

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一方、3D CADは、「コンピュータ上で立体的なモデルのデータを作成」します。

さまざまな角度から眺めることはもちろん、表面積や体積、重心などを
瞬時に計算することもできる優れものです。

他にも、部品同士の干渉チェックや機構の動きを確認したりと、本当に多くの機能がついています。

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このように、2D CADと3D CADで作った画像を比べてみても、違いは明確ですね!

3D CADのほうがより高性能で使い勝手がよいのです。

RevitはAutoCADより用途が多い!

では、具体的にどんなソフトがあって、どんな違いがあるのか、気になりますよね!

ここでは、オートデスク社のAutoCADとRevitを比べてみます。

 

AutoCADは汎用CADソフトウェア

AutoCADは、オートデスク株式会社が開発する汎用のCADソフトウェア

1982年、最初のバージョンである1.0が発売されました。

建築・土木・機械分野をはじめとして、汎用CADとして多く利用されています。

20年前にはCGソフトの代わりとして、映画の特殊効果に使用されていたんですよ!

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RevitはWindows用建築三次元CADソフトウェア

Revitは、AutoCADと同じくオートデスク社が開発したWindows用建築三次元CADソフトウェア

3Dモデリングデータから平断面や縦断面を作成して、そこに文字や寸法を入れて図面をまとめます。

以下の図のような複雑な情報も、1つのファイルで簡単に作れちゃいます!

 

3Dモデリングさえきちんと作っておけば、誰でも簡単に

・パースにも活用できる
・数量も拾える
・図面でも活用できる

ので、一石二鳥どころか、三鳥にも四鳥にもなっちゃいます!

 

AutoCADの3DモデルとRevitの3Dモデルでは大きな違いが3つある

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なお、AutoCADでも3D図面を作成できるので、「Revitと何が違うの?」と不思議に思う人もいるでしょう。

違いは、大きく3つ。

①Revitはファイル1つで平面・立面・集計ができる
②Revitは属性情報が付与できる
③Revitには画層の概念がない

これらについて、詳細はオンラインサロンの中で解説予定です。

今の時点では、これらの違いがあるということだけ覚えておきましょう。

 

3D CADとBIMの違いは、作業工程、形状変更の容易さ、データ活用の幅の3つ

では、今度は3D CADとBIMの違いを詳しく見ていきましょう。

こちらも違いは大きく3つ。

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3D CADとBIMの違い①作業工程が違う

3D CADでは、最初に2次元図面を作成します。その情報を元に、3Dモデルを作成するため、視覚的に形状の把握が可能です。

一方、BIMは先に3Dモデルを作ります。その後、作られたモデルの断面を切り出して2次元図面を作成します。

 

3D CADとBIMの違い②モデルの形状変更の容易さが違う

発注者の多くは、建築施工についての知識がありません。その為、図面を見ただけでその形状を把握することが困難です。

このような方に対し、図面だけを示して打ち合わせをするのは時間がかかります。

3D CADでは、3Dモデルを使って、その形状をお互いに認識しながら打ち合わせをすることが可能です。しかし、その場で形状を変更し、発注者の理解を得ることまではできません。

一方、BIMでは、3Dモデルを直接修正することができるので、発注者と打ち合わせをしながら、その希望をその場でデータに取り入れ、形状を確認することができます。

 

3D CADとBIMの違い③データ活用の幅が違う

3D CADで作れるのは、3Dモデルと各種二次元図面のみです。

BIMでは、3Dモデルから各種二次元図面を作り出すだけでなく、資材の発注書、見積書、確認申請書類など、さまざまな資料を作り出すこともできます。

 

世界で今まさに求められているBIM/CIMに準じたRevitをマスターしよう!

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ここまでの説明を見てきて、「あれ、RevitってBIMに対応してそう?」と気づいたあなた!センスバツグンですね。

そうなんです。RevitはBIM対応三次元CADソフトでもあります。

他のソフトにはARCHICADやRebroなどもありますが、Revitは日本国内だけでなく、海外でも一般的に使われれているソフトなんです。

だから、「これからの時代に必要とされているBIM対応三次元CADソフトを学ぶなら、断然Revit」ということになります。

土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」で私がRevitを選んだのも、そのためです。

 

建築向け「はじめての建築BIM21日チャレンジ」の参加者さんからもこのようなコメントをいただいています。

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このチャレンジに真剣に取り組めば、21日後にRevitを使って稼ぐために必要な基礎知識は十分身に付きます。

2021年は、ぜひRevit学習から始めてみましょう!

 

*****

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」に少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。

今までの連載を振り返って見てみたい方は、ぜひ以下からご確認くださいね。

▼土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」をまとめて読む▼

はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ
「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」の記事一覧です。

 

申込開始は4月上旬を予定しており、それまでの間に、身に付けられるスキルなどを順次記事化していく予定です。

気になる方は、ぜひ当アカウントをフォローしてください!

また、記事についてギモン質問などありましたら、お気軽にコメント欄にご入力ください。

 

さーて、次回の花沢さんは?

【Q&A2】3D CADの学習を始めたいけど、Revitのソフトがない場合

Revitは有償だけど無償体験版や簡易版での参加もOK!土木向け「はじめてのBIM/CIM21日チャレンジ」【Q&A2】
★Revitの購入価格は年間約40万円。ただし30日間の無償体験版や安価な簡易版もある★RevitとRevit LTの大きな違いはワークセット機能がついているかどうか★Revitの購入方法はHPあるいは販売代理店経由

をお届けします。

じゃんけんぽん!

(パー)

ぐふふふふふ・・・!

お楽しみに♪

コメント

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